Center for Humanities, Science and Religion (CHSR)

人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター

研究成果

龍谷大学人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター
Ⅰ.2002年度~2006年度(平成14年度~平成18年度)
文部科学省私立大学学術研究高度化推進ORC事業
「仏教生命観に基づく人間科学の総合研究」

1. 学術研究叢書

1 研究叢書・・・・6冊

研究叢書1『仏教生命観からみたいのち』武田龍精編
研究叢書2『仏教生命観の流れー縁起と慈悲』鍋島直樹・長上深雪・嵩満也編
研究叢書3『人間・科学・宗教の総合研究』(ユニット1)
研究叢書4『死と慈愛―いのちへの深い理解を求めて』(ユニット2)
研究叢書5『仏教社会福祉』(ユニット3)
研究叢書6『仏教と環境』(ユニット4)

2 パドマ展示に関する展示品図録・・・・7冊

『宗教と科学 ─仏教の宇宙観と近世の科学書─』武田龍精編
『人生の終末・心の救い-国宝・山越阿弥陀図之復元-』鍋島直樹編
『南方熊楠の森』松居龍五・岩崎 仁編
『仏教社会福祉の源流』長上深雪編
『核の時代における宗教と平和
ヒロシマ原爆展-ヒロシマ・ナガサキ被爆60周年-』武田龍精編
『いのちへの慈愛 宮沢賢治・民家の世界-内山正一特別展-』鍋島直樹編
『死を超えた願い-黄金の言葉-』鍋島直樹編
『共生する世界-仏教生命観の中の人間と環境』

Ⅱ. 2007年度~2009年度(平成19年度~平成21年度)
文部科学省私立大学学術研究高度化推進ORC事業
「仏教生命観に基づく人間科学の総合研究」(継続採択)

1. 成果一覧表

設定された成果 当初の目標 達成度 備 考
関連講義 7コマ 145コマ 学内研究者の関連講義数
公開講座 15回 22回
研究会
ワークショップ
16回 21回 全体研究会6回・合同研究会1回
各ユニット研究会11回・ワークショップ3回
シンポジウム 4回 7回 国際シンポジウム3回
国内シンポジウム4回
研究展示会 4回 6回
研究叢書〈刊行〉 5冊 5冊
年次報告書〈刊行〉 3冊 3冊 叢書以外に米国での出版2冊
展示図録〈刊行〉 4冊 6冊
Webにおける成果公開 3年で80回更新(月平均約2.2回更新)

2.学術研究叢書

1 研究叢書…5冊

『仏教と生命倫理の架け橋』マルコム デイヴィッド エッケル・井上善幸・鍋島直樹編
『心の病と宗教性―深い傾聴』岡田康伸・倉光修・海野マーク・鍋島直樹編
『核の時代における宗教と平和』武田龍精編
『仏教社会福祉の可能性』長上深雪編
『地球と人間のつながり-仏教の共生観』鍋島直樹・玉木興慈・井上善幸編

2 パドマ展示図録…6冊

『アインシュタインの平和主義と宗教観』武田龍精編
『宮沢賢治の銀河世界-ほんとうのさいわいをさがしに-』鍋島直樹編
『南方熊楠と仏教』松居竜五編
『中村久子女史と歎異抄-生きる力を求めて』三島多聞・鍋島直樹編
『いのちの重さを見つめて―自死の悲しみと死を超えた慈愛』内藤知康・鍋島直樹編
『自然と人間のつながり―水俣病に学ぶ』鍋島直樹・玉木興慈・井上善幸編

3 海外での出版

Mark Unno Edited, Buddhism and Psychotherapy across Cultures: Essays on Theories And Practices, pp.1-350, Wisdom Publications
Richard K. Payne Edited, How Much Is Enough?: Buddhism, Consumerism, and the Human Environment, pp.1-240, Wisdom Publications

Ⅲ.2010年度~2012年度(平成22年度~平成24年度)
文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「死生観と超越-仏教と諸科学の学際的研究」

1.研究成果一覧表

設定された成果 当初の目標 達成度 備 考
仏教死生観デジタル
アーカイブ研究閲覧システム
開発 完成 貴重史料96作品をデジタル画像で閲覧でき、解説を日、英語で読める。
公開講座 12回 30回 大学院と学部、関連講義として開催。
研究会
ワークショップ
16回 29回 全体研究会2回・各ユニット研究会10回・ワークショップ17回(うち国際5回)
シンポジウム 4回 7回 国際シンポジウム3回。
国内シンポジウム4回。
研究展示会 6回 6回 来館者は約1万5千人
年次報告書 3冊 3冊
出版物(研究叢書) 4冊 7冊 研究叢書7冊。そのうち英語版2冊
展示図録 6冊 6冊 計6回の展示図録。
Home Pageにおける成果公開 185回更新(月約6回)
若手研究者の養成と輩出 PD2名 清華大学専任講師(中国)・本願寺総合研究所専任助手に就任。
RA1名 大谷大学助教 RA3名 龍谷大学・京都女子大学講師に就任。

2.学術研究叢書

①研究叢書5冊

『仏教死生観デジタルアーカイブ研究―生きる意味の省察』 鍋島直樹・那須英勝・玉木興慈・井上善幸 編
『ケサン王女殿下特別講演 ブータン王国の国民総幸福(GNH)政策―仏教思想はどのように生かされるか The Gross National Happiness Policy of The Kingdom of Bhutan: Turning Buddhist Thought into Reality』(日英二ヵ国語、方丈堂出版、2012年)
『生死を超える絆―親鸞思想とビハーラ活動』鍋島直樹・玉木興慈・黒川雅代子編
『宗教における死生観と超越』 髙田信良編
『東アジア思想における死生観と超越』 林智康・井上善幸・北岑大至編

② パドマ展示図録

『仏教の宇宙観と死生観』鍋島直樹・井上善幸編『仏教の宇宙観と死生観』
『ヒロシマの原爆に学ぶ―被爆者の死生観と願い』鍋島直樹・井上善幸・髙田信良・岡崎秀麿編
『生死を超える物語』鍋島直樹・田畑正久・内藤知康・玉木興慈編
『宮沢賢治の死生観―雨ニモマケズ』鍋島直樹編
『妙好人における死生観と超越』林智康・井上善幸編
『金子みすゞ いのちへのまなざし』鍋島直樹・古荘匡義編

Ⅳ. 2013年度~2015年度
龍谷大学選定研究プロジェクト
「仏教・浄土教を機軸としたグリーフサポートと救済観の総合的研究」
2016年度~
世界仏教文化研究センター応用研究部門・常設研究センター
「世界の苦悩に向き合う智慧と慈悲―仏教の実践的研究」

2021年度 研究成果

応用研究部門ではCOVID-19感染防止対策を守り、前期は計画中止、後期はon-line会議を活用して研究した。
グリーフケア講座3回を黒川雅代子教授と開催。東日本大震災から10年を迎え、遺族の語りを聞いた。悲しみは続くが、悲しみが支えとなって生きる意味を与えてくれるという。熊本地震の被災僧侶により寺院復興を学んだ。誰しも生かされている。自立は依存先を増やしていくことと学んだ。広島被爆寺院での「グリーフケア」現地研修、神戸赤十字病院での「災害遺族への心のケア」on-line研修、12月「看護と仏教の連携を求めて」研修会、2022年新春シンポジウム「臨床宗教師研修の反省と挑戦」を開催。記録映画「悲しみとともに 臨床宗教師・臨床傾聴士研修において学んだ物語episode8」を制作上映。On-line開催はホストに負担が多く、戸惑った。龍谷4研究センター研究交流会を清水センター長の温かい支援によって実現。ジェンダーと宗教研究センター、GARRC、犯罪学研究センター、人間・科学・宗教オープンリサーチセンターは「世の平安と平等を願い、世界の苦悩にどう対処するか」を共に考え続けたい。
日本は病院死から在宅死に転換する。地域での看取りとグリーフケアを看護師と僧侶との連携によってできるだろう。寺院は地域の社会資源でもある。大河内氏はサンスクリット語で「良いつながり」を意味する「さっとさんが」プロジェクトを立ち上げた。2020年、「訪問看護ステーションさっとさんが願生寺」を開設した。「まちの保健室」「介護者カフェ」「医療的ケア児のための福祉避難所」も始めた。地域社会の中の全てのいのちが大切にされる拠点として寺づくりを進める。看護師の成定氏は『人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン』を礎にし、本人の人生観や価値観を尊重し、家族と話し合うことが重要であるとした。彼女が母を亡くした時、知り合いから目を閉じればいつでも亡き母に会えることと教えられた。医療者は人生の長期的なイメージができ、僧侶は自分を見つめ素直になることを教える。大阪看護協会会長の高橋氏は約168万人の看護師が、看仏連携に期待しているという。日本の良さや強みを再発見できるからである。
大学院生の研究参画と若手研究者PDとRAの研究推進
PD日髙悠登氏とRA山田智敬氏が感染対策を守り、①RAは主にグリーフケア講座やシンポジウムの案内と運営、②PDは成果概要の執筆と年次報告書の編集出版等に取り組んだ。PD、RAは応用研究部門にとって重要な役割を果たした。研究会で大事な視点を与えてくれた。PDの成果論文は『世界仏教文化研究論叢』に発表される。今後の活躍を期待したい。

設定された成果 当初の目標 達成度 備考
グリーフケア講座

龍谷大学世界仏教文化研究センター応用研究部門

人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター

0回 3回 COVID-19感染防止のため、オンラインで新しく開催。
①鍋島直樹(龍谷大学文学部教授)
「親鸞における愛別離苦への姿勢―悲しみと共に」
[2021年9月16日(木)]

②菅原文子氏(東日本大震災遺族)
「生かされて 東日本大震災から10年を迎えて」
[2021年9月29日(水)]

③宇治和貴氏(筑紫女学園大学准教授)
「熊本地震のグリーフケアと宗教者の挑戦」
[2021年10月20日(水)]

特別講義 2回 1回 ①花岡尚樹氏(あそかビハーラ病院院長補佐/認定臨床宗教師)
「緩和ケアにおけるビハーラ僧の実際―臨床におけるスピリチュアルケアとは」[2021年5月25日(火)]
特別公演 1回 1回 ①大塚雄介氏(浄土真宗本願寺派総合研究所研究助手)
「『グチコレ』の総合的研究~『グチコレ』の臨床と親鸞教学における愚痴の検討を通じて」
[2021年11月17日(水)]
特別講話 0回 0回
シンポジウム 1回 2回 ①新春シンポジウム「臨床宗教師・臨床傾聴士研修の反省と挑戦」[2022年1月12日(水)]
②シンポジウム「龍谷大学4研究センター交流会」
‘How do we cope with suffering in the world?’[2022年3月14日(月)]
ワークショップ 6回 5回 臨床宗教師・臨床傾聴士研修ワークショップ
COVID-19感染防止のため、下記6回の計画のうち、5回実施できた。
①東日本大震災遺族との交流(オンライン研修)
[2021年9月29日(水)]
②広島被爆寺院と原爆死没者追悼(現地研修)
[2021年10月8日(金)]
③高齢者総合福祉施設常清の里(現地研修)
[2021年10月30日(土)]
④あそかビハーラ病院緩和ケア施設(現地研修)
[2021年11月22日(月)]
⑤神戸赤十字病院「災害遺族の心のケア」(現地研修)
[2021年12月3日(土)]
関連講義の開講 15講 17講 2021年度大学院講義
①「グリーフケア論研究」
②「ビハーラ・スピリチュアルケア論研究」
③「現代宗教論研究」
④「国際伝道論」
⑤「実践真宗学研究」
⑥「真宗人間論研究」
⑦「人権・平和論研究」
⑧「宗教心理学研究」
⑨「宗教教育学研究」
⑩「生命倫理論研究」
⑪「カウンセリング論研究」
⑫「地域・寺院活動論研究」
⑬「現代社会論研究」
⑭「仏教社会福祉論研究」
⑮「臨床宗教師総合実習」
⑯「メディア伝道研究」
⑰「共生論研究」
龍谷エクステンション
センター(REC)講座
4講座 0講座 COVID-19感染防止のため、開催中止となった。
大学院教育プログラム
展開
2回 2回 ①東北大学の協力による臨床宗教師研修プログラム
②キリスト教NCC宗教研究所との宗教間対話
大学院生実践研究活動
報告
1回 1回 ①大学院実践真宗学研究科実習研究活動報告会
[2021年11月4日(木)]
協力事業 5回 11回 ①〈大学院講義〉鍋島直樹「医学生命倫理学―人生の終末・心の救い」[2021年7月5日(木)]
②UNIT 1 合評会 田中雅一・嶺埼寛子編『ジェンダー暴力の文化人類学:家族・国家・ディアスポラ社会』
[2021年7月24日(日)]
③鍋島直樹「『瑠璃色の歎異抄』~第十六章―柔和忍辱の心とは~」(いのちみつめて97)[2021年8月29日(日)]
④看仏連携研究会 鹿児島地区 第1回研修会
「地域包括ケアシステムにおける看護師と僧侶の連携の協働」[2021年9月6日(月)]
⑤〈テレビ出演〉NHKこころの時代
柏木哲夫氏「コロナの時代に“いのち”を問う」
[2021年10月10日(日)/2021年10月16日(土)]
⑥シンポジウム「宗教とジェンダーの最前線Ⅳ」
[2021年10月16日(土)]
⑦2021年度 臨床宗教師研修 オンライン会議
「神戸赤十字病院研修・災害時における心のケア・DMORT 新型コロナウイルス感染対策の中で」
[2021年12月3日(金)]
⑧龍谷大学大学院実践真宗学研究科公開シンポジウム
「宗教的情操の涵養 ―子どもへの宗教的情操教育―」[2021年12月9日(木)]
⑨龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター(GRRC)
ユニット4 オンライン講演会「誰ひとり取り残さない社会を目指して ―老いと死をめぐる課題―」
[2021年12月10日(金)]
⑩看仏連携研究会 第2回研修会
「地域における看護師と僧侶との連携と協働」
[2021年12月18日(土)]
⑪〈展覧会〉花山智久展
[2022年1月19日(水)~1月23日(日)11:00~19:00]
年次報告書 1冊 1冊
ホームページにおける成果公開 ホームページは保安を考慮して工事中のため、今年度は更新することができなかった。
その代わりに、世界仏教文化研究センターFacebookにおいて各種事業の案内を行った。