研究活動

研究活動報告

【6月5日(水)】大学院実践真宗学研究科&世界仏教文化研究センター 特別講演「とびだせビャクドー!ジッセンジャー!」が開催されました。

2019年6月5日「特別公演 とびだせビャクドー! ジッセンジャー!」が開催されました。

 

ジッセンジャーは、実践真宗学研究科大学院生有志によって製作された劇であり、仏教を依りどころとして、次世代の子どもたちに、心のぬくもりを伝える活動です。ジッセンジャーの公演は、「世界の苦悩に向き合う仏教の智慧と慈悲」について考えさせてくれます。報道メディアなどでも昨今注目されています。

 

公演に先立ち、鍋島先生から「皆さんは、ヒーローやヒロインといえば、何を想像しますか? アベンジャーズでしょうか? ゴジラでしょうか?きょうは実践真宗学研究科から誕生したヒーローが登場しますよ。」と紹介がありました。そして、ジッセンジャープロジェクト6代目代表となる大学院生の宗本さんからは、「このヒーローショーは、今までにない新しい視聴覚伝道の一手法としており、子どもたちと保護者を対象にして、仏さまに見守られている安心とつながりを感じられるように、楽しみながら仏教に触れられるようにしています」と活動目的についての説明がありました。

 

ジッセンジャーは、勧善懲悪の物語ではありません。私たちは、どのようにすれば互いに認め合って、心豊かに生きていけるのでしょうか。公演に登場するヒーロー・ビャクドーは完璧なヒーローではなく、悪役のジャカツも単なる悪役ではありません。二人ともそれぞれの立場から、主人公・ゆうちの「友達が欲しい」という願いを叶えようと、戦い合います。しかし、両者とも上手くいきません。そうした相互理解のむずかしさについて、この公演が考えさせてくれます。「安心(親しみやすさ)」、「今までにない視聴覚伝道(新しいご縁 わかりやすい伝道)」、「つながり(触れ合いの場)」といったコンセプトに基づいて、善悪とは何かを皆さんに問いかけて、ヒーローのビャクドーも悪役のジャカツも、主人公のゆうちも、「阿弥陀さま」に見守られている存在であることに気づかされます。

 

公演後には、物語を振り返る法話が院生の宇野さんからありました。鍋島先生は「院生の実践を誇りに思う。ビャクドーも悪役も失敗した。誰しも弱く、誰かに認められたいから強がってしまう。安心感・心のつながりは、いつも仏さまに見守られていること、誰かに認められていることから生まれることを学んだ」と話し、ジッセンジャーと受講生に感謝の気持ちを伝えました。また、鍋島先生から、ビャクドーに大きな声援を送っていた受講生に、「ビャクドーとジャカツのどちらが好きですか?」という質問されました。受講生は、「ビャクドーとジャカツの二人とも好きです」と笑顔で答え、二人への応援メッセージが贈られました。

 

受講生の皆さんも、童心に返りつつ、苦悩に向き合う仏教の智慧と慈悲について改めて考える機会となったのではないでしょうか。                          (文責:日髙悠登)

 

 

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