研究活動

研究活動報告

【5月31日(木)】龍谷大学大学院実践真宗学研究科 創設10周年記念 国際シンポジウム 「世界の苦悩に向き合う智慧と慈悲―仏教の実践的研究のための新視座」を開催します。

龍谷大学大学院実践真宗学研究科

創設10周年記念 国際シンポジウム

「世界の苦悩に向き合う智慧と慈悲―仏教の実践的研究のための新視座」

Buddhist Wisdom and Compassion in Response to Suffering in the World: New Visions for Practical Buddhist Studies

 

日時:2018年5月31日(木)13:15〜17:00

会場:龍谷大学大宮キャンパス・清和館3階ホール

提言1:「ハーバード大学・神学大学院における実践的仏教伝道者教育の提唱」

講師:ジャネット・ギャツオ

ハーバード大学・神学大学院副院長、ハーシェイ仏教学講座教授

Janet Gyatso, Hershey Professor of Buddhist Studies,

Associate Dean for Faculty and Academic Affairs, Harvard Divinity School

チャールズ・ハリシー

ハーバード大学・神学大学院 沼田恵範仏教文献学講座教授

Charles Hallisey, Yehan Numata Senior Lecturer on Buddhist Literatures,

Harvard Divinity School

提言2:

「龍谷大学大学院「臨床宗教師研修」―寄り添うスピリチュアルケアと伝わる宗教的ケア」

鍋島直樹

龍谷大学文学部教授 龍谷大学大学院・実践真宗学研究科長

 

国際シンポジウム運営委員長・通訳:那須英勝

龍谷大学文学部教授 龍谷大学大学院・実践真宗学研究科長補佐

協力:龍谷大学世界仏教文化研究センター

 

趣旨

人は誰しも、愛するものを失くし、自己を喪失していく悲しみの中で、「なぜこのような目に遭うのか」「生きる意味はどこに」と人は蹲ります。米国では、キリスト教の神学大学院がコアとなり、人々の悲しみや無念さに寄り添いつづける宗教者としての宗教チャプレンの養成と臨床経験の長い伝統を持っていますが、現在、ハーバード大学神学大学院では、実践的仏教伝道者教育の提唱(Buddhist Ministry Initiative)として仏教伝道者を対象とした教育プログラムが運営されています。日本では、米国の宗教チャプレンに相当する臨床宗教師(interfaith chaplain)の養成プログラムは、2012年、東北大学大学院文学研究科実践宗教学寄附講座に初めて誕生し、2014年には、龍谷大学大学院・実践真宗学研究科でもこの臨床宗教教育を開始しました。

臨床宗教師とは、病院、社会福祉施設、被災地などの公共空間で、布教や宗教勧誘を目的とせず、相手の価値観、人生観、信仰を尊重し、生きる力を育む宗教者です。医療、社会福祉の専門職とチームを組み、宗教者として全存在をかけて、人々の苦悩や悲歎に向きあい、かけがえのない物語をあるがまま受けとめ、そこから感じ取られるケア対象者の宗教性を尊重し、「スピリチュアルケア」と「宗教的ケア」を行う宗教者です。臨床宗教師の呼称は、仏教のビハーラ僧やキリスト教のチャプレンを包摂します。宗教宗派を超えて宗教者が協力する願いがそこに込められています。この国際シンポジウムでは、米国のハーバード大学神学大学院で実践的仏教伝道者教育の試みをはじめられたお二人の先生をお招きし、そこで日本の龍谷大学大学院実践真宗学研究科における臨床宗教師研修プログラムの目的と実際を紹介し、国際的な視点から仏教の社会的実践の役割を共に考えたいと思います。

 

 

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